ネクストは幻想 | ラクロス

ネクストは幻想

ラクロスに限った事では無いのでしょうけれど、チームスポーツのボールゲームでは、必ずと言って良い程『ネクストの動きを読んで行動せよ』との類いの指導がなされます。
簡単に言ってしまうと、パスを出すプレイヤー、パスを受けるプレイヤーは、そのバスのやり取りの先を予め予測して、パスを出した瞬間から、パスを受けた瞬間から、次のアクションに移るべき、という教えです。

人間にはそれは不可能です。

ゴーリーを除いて、女子ラクロスのゲームにはフィールドに22人ものプレイヤーがいます。

その動きを予測するのは、膨大なデータを集積した上で、脳科学的にはシグマ3くらいの発生確率で捕捉出来るかも知れません。

でも、そんな事やってるチームなんて聞いた事無いです。

『ネクストを読む』事は、常識的に不可能だと思って下さい。
国際親善や全日本の試合で『さすがネクストを考えて素早い反応をしている!』と思われた方々。

読んでなんかいません。ポジションを決めた上で、色々な場面で登板するメンバー(場面毎に3人くらいですかね)間で、血の出る様な反復練習を積んだ結果ですよ。